LiSA 250514

2025年05月14日 (水)　18:30 ～
LiSA LiVE is Smile Always ～RiP SERViCE～
@日本武道館
全席指定 Y11,000

LiSAを見るのは初めてです。今日は武道館２日公演の初日になります。
以前から見たいと思ってました。思いついた時に先行抽選を申し込んでましたが、なかなか当選しません。今回はやっと当選しました。チケット発券が公演前日の14時です。慌ただしいですが転売対策なんでしょう。人気の高さが覗われます。

LiSAはデビュー14周年、日本武道館でのワンマンライブは12回目のようです。私のフィールドであるガールズロックバンド界隈では武道館は夢の存在なので、感慨深いものがあります。松田聖子は来月に130回目をやるそうです。

初めての観演なので新鮮です。水曜日ですがもちろん満杯です。客層は多彩で、老若男女、男性グループ、女性グループ、カップル、色々です。アニソン歌手のイメージもあるので、オタク的な人が多いのかというと、そんなこともありません。普通です。

スピーカーが贅沢に設置されてるので感心しました。2列のラインアレイスピーカーが大小6本もぶら下がってます。これは音質に期待できすます。設置には当然金がかかるので、何を重視するのか、主催者側の心がけでしょう。

客入れ曲は意外な選曲でした。
AC/DC Thunderstruck
ニルヴァーナ Smells Like Teen Spirit
メタリカ Enter Sandman
メガデス Tornado of Souls
などなど、ポピュラーな洋楽キラー曲が並びます。私にも馴染み深い代表的な洋楽ロックです。LiSAの趣味なのでしょうか。ゴキゲンな選曲なのですが音量が非常に小さく、よほど集中して聞かないとなんだかわかりません。

10分ちょっとして、舞台中央後ろにセットした弦楽四重奏が、なんとなく演奏を始めます。なんか現代音楽っぽい曲を弾いてます。メンバーたちがそぞろに登場し、最後にLiSAが現れます。大歓声でLiSAが迎えられ、それもスッと静かになるとソロで歌い始めます。観客も一体になった見事な演出です。
曲は「明け星」で鬼滅の刃のオープニングです。原曲も弦楽器の伴奏が中核をなす曲なので、リアルに再現しています。聞き込んでいるファンは鳥肌が立つような感動を覚えたんじゃないでしょうか。私はあまり知らないので漫然と聞いてしまいましたが、家に帰ってからYouTubeで聞き直して、あらためて素晴らしかったと思いました。オープニングの弦楽器が現代音楽っぽいと感じたけど、明け星のアレンジしたイントロだったかもしれません。

舞台演出も美しかったです。50㎝辺くらいの三角形の光る板が80枚くらい吊されて降りてきて、それぞれ上下しながら全体で様々な形を作って光ります。モニターやレーザーなどの光学的演出はよくありますが、これは大掛かりな物理的装置なので、面白くも幻想的で美しかったです。演劇的な演出もあり、衣装替えも３回ありました。メイドが出てきて舞台上で着替えたりします。
ライトを持ってる人が多く、館内全体が赤になったり青になったりします。無線で制御されてるわけではなく、各自が切り替えてるようです。隣の人はスイッチをいじってた。どういうシステムなんだろう。誰か先導指揮をとってる人がいるのでしょうか。あるいは無線と手動が混じってるってことかな。それと、ヲタ芸というのか、両手でライトを持って高速で振っている人もそこかしこにいます。こういうのも面白いですね。

もちろん歌はうまいです。高音域でドライブをかけてるような気持ちいい歌です。かといってキンキンした声ではなく、歌詞が聞き取りやすいです。
思ったとおり、会場の音響がすごくよかったです。武道館には何度来たかわかりませんが、今までで一番音がよかった…と感じました。音の善し悪しなんて感覚ですから、確かなことは言えません。でもそう感じたのは事実です。これは良い音を届けたいという主催者側の意思があってのことです。

全20曲、約2時間のライブでした。
いわゆるアンコールはなかったのだけれど、最後の曲の「Little Braver」は事実上のアンコール曲です。楽屋に引っ込んだりせず、写真撮影などを挟みつつ、アンコールの雰囲気を作りました。演出がうまいね。
弦楽器をうまく使ってました。弦楽四重奏が全面的に活躍してました。キーボードもいるし、同期音源は必要ないですね。

明日も公演があります。セトリは少し変わったようです。

セットリスト