Risky Melody 250117

ライブレポート

2025年01月17日(金)  18:00~
君と僕となら超えていける -10th Anniversary- at Zepp Shinjuku
@Zepp Shinjuku

 Aスタンディング:Y5,000
 Bスタンディング:Y1,000
 指定席 :Y5,000

ライブのタイトルにもある通り、結成10年のバンドです。
紆余曲折しながらも、去年の2月に徳間ジャパンからメジャーデビューとなりました。このライブは10周年記念ツアーの最終日ということもあり、チケットを入手しました。

Risky MelodyはHotty&Rhythmというジャンルレスのキャラバンを主宰して公演してます。出演者はライブアイドルからピッコリーモ的なバンドまで様々です。色々と楽しいので見に行きます。トリはもちろんRisky Melodyです。
彼女たちにはホームライブハウスがあります。メインで出場するライブハウスという意味ではなく、文字通り拠点にしてる場所です。毎週のようにそこでライブをしてます。所属事務所でもあります。おそらく運営にも関わっていると思うのですが、そこらへんの事情はよく知りません。ボーカルの日野アリスの意志と行動力の現れかなとも思ってます。

Zepp Shinjyukuはおそらく過去最大のキャパだ思います。動員はざっと半分というところでしょう。けっこう大きな箱なので、ずいぶん頑張ったと思います。かなりの人がこのツアーの赤Tシャツを着ています。熱心なファンが多いようです。実は私も赤Tシャツを買ったのですが、薄ら寒かったので着ませんでした。ちょっと後悔してます。客入れ曲は彼女たちの曲でした。好きな曲をかけてもらえればルーツが分かるので残念です。会場にはスタッフも多く、これがメジャーデビューなんだなと実感できました。

音楽的にはハードロックです。
低音をブーストしたミキシングで迫力あるドラムでした。今までは小さめのライブハウスで聞いていたので、なるほどこういう音なのかと再確認しました。
それぞれに実力はあるのですが、全体としてもうひとつの印象です。個人的な感想ですが、頑張り過ぎかもしれません。楽しませようとする姿勢は強く感じるのですが、足し算だけではうまくありません。たとえば、同じ事務所のメンバーが「バクの夢」という絵本の読み語りを、ライブの随所に挟み込んでました。読み語りはとても上手で、雰囲気を楽しめました。しかし、このライブに必要かどうかは疑問です。これは一例で、バンドの音そのものも盛りだくさんで曖昧になってる気がします。
ただし、これは私の個人的な価値観です。ロックのライブを越えた総合エンタメ的なところを目指しているのかもしれません。日野アリスはグラビアモデルもしています。別に劇団も主宰しています。やりたいことがたくさんあるのでしょう。私の方が的外れなのかもしれません。

5人組のバンドでしたが、去年の10月にキーボードのAYAが引退して4人になりました。ストーカー的な問題で続けられなくなったようです。長年活動してきてメジャーデビューもできて、これからという時なのに、気の毒でなりません。本人達に対応は難しいでしょう。事務所が前面に出て泥を被らなければなりません。とは言え、出来る事はそうないでしょう。この手のトラブルは割と聞くので、何か法的な規制が必要なのかもしれません。とにかく残念です。このライブでもそういう意味での寂しさは感じました。

2時間10分、18曲のライブでした。ちょっとトークが多めでした。節目になると感傷的な吐露が多くなりがちなのは、ガールズバンドあるあるなので、それは受け入れます。演奏力の確かさを楽しめました。

今までも基本的にハードロック路線だったと思いますが、メジャーデビューしてからの音は更にハードロックに振ってるように思います。最新リリースの「いたいいたいあい」「記憶の岸辺」「To Survive」などは典型的なハードロックです。気持ちいいエイトビートにハードロックらしいドラマティックさを持つ曲たちで、私の好みです。このままハードロック路線で突き進んで欲しいですが、Bling‐Bang‐Bang‐Bornみたいな曲が大ヒットする時代です、それで売れるかどうかは分かりません。
あなたがハードロック好きなら、きっと気に入るはずです。知らないと言う人はぜひ聞いてみて下さい。

なんかグダグダ書きましたが、そういうことです。
これからを期待してます。

撮影などは自由です。自由にしてもなんの問題もありません。
当日配布されたセトリカード。帰り際に頂きました。

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