East Of Eden 240622

ライブレポート

2024-06-22
1st Live Tour -Forbidden Fruit –
@ 豊洲PIT
S Y13,000、 A Y7,500、 立見 Y6,500

以前から気になっていたEast Of Edenです。
メトロックでちょっと見ましたが、あれでは良く分かりません。やっとワンマンに来られました。

当日券が発売されてましたが、見たところ満員ですね。場内はワクワク感が満ちてましたが、なんとなくマナーがいい感じです。
客入れ曲はD Drive、Lonesome Blue、Ayasa、prediaなどの曲がかかっており、納得の選曲でした。音量はもう少し大きい方がいいですね。話声でかき消えてしまいます。

定刻に始まりました。
まず気になったのは音響です。音が小さい、目の前で演奏してるのに臨場感がない、ドラムがスカスカになってる。豊洲PITには何度も来てるけど、いつもこんな感じです。特にドラムは絶望的な音になってしまう。これはミュージシャンやミキサーのせいではなく、施設に問題があるのでしょう。
豊洲PITは東日本大震災の復興支援のため作られた施設です。なぜ東京なのか、その経緯はよく分かりません。剥き出しの倉庫のような作りで、素人目にも音響的な危うさを感じます。今はぴあが運営しているようなので、抜本的な改良が望まれます。

気を取り直して話を続けます。
みんな真紅の衣装でドレスアップしており華やかです。特別感があって楽しいです。
湊あかねはさすがpredia出身です。肩の大きく空いた真紅のドレスでフロントに立つと、見栄えがします。ショーという感じで、他のバンドではなかなか味わえない華やかさです。歌は本調子になるまでちょっと時間がかかるようです。中盤からはドライブ感がでてきて絶好調です。サビの部分で出すハイトーンは痺れるほどの声質です。110%ぐらいの力で歌ってる感じがいいですね。とても魅力的なボーカルで、ずっと聞いていたいと思わせます。
バイオリンも良かった。バンドの音に溶け込んでました。バイオリンソロとしても存在感がありますし、時にはコーラス、エレキギター、キーボード的な表現もできて、このバンドの個性的な部分を作ってました。

トークは多めでした。レパートリーとの兼ね合いもあるんでしょうか。みんなベテランなので緊張することもなく、会話も自然にこなしてました。湊あかねの煽るようなMCは、完全にロックバンドのそれでした。
演奏はだんだんハードになり、メタルを思わせる音作りでした。音量もだいぶ大きくなっています。たぶん、音質を犠牲にしても音量を上げてるんだと思う。

5分くらいのインスト曲もありました。それぞれのソロ回しがある曲で、興味深いものでした。それぞれの力量が分かります。こういうのも楽しいけど、やはりインスト曲としてガッチリ仕上げた曲が聞きたいです。このメンツなら鳥肌ものの凄いインスト曲ができるはずと期待しています。

50年後もやりたいとのこと。フリーレンのようなことを言ってますが、彼女たちなら可能でしょう。カルメンマキも70過ぎて現役です。5年前に見たときは、元気にシャウトしてました。残念ながら、私は50周年のEOEを楽しむことはできません。しかし、EOEは一時の企画モノではなく、バンドとして進歩する意志を示しました。彼女たちの素晴らしい未来を祝福するだけです。

レーザーの演出は素晴らしかったです。見たことない色とりどりで美しかった。今回はメンバーたちも、舞台上を移動してました。ただ、見せると言う観点からはまだまだです。中央に階段で昇る高いお立ち台があって、そこに湊あかねが上がって歌います。なんか神々しい感じになってました。でも昇るのけっこう怖いと思う。
ボーカル・リサイタルなんかではなく、正真正銘ロックバンドのライブでした。

1時間50分、15曲演奏したようです。アンコールはありませんでした。私はアンコール無しが好きです。スッと終わって、かえって余韻がいいです。いい気分で帰路につきました。
11月29日にラインキューブ渋谷でライブをするようです。また行って見ようかな。

ライブ終わり

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