NEMOPHILA 220109

ライブレポート

2022-01-09
REVIVE ~It’s sooooo nice to finally meet you!!!!!~
@LINE CUBE SHIBUYA
Y5,000

NEMOPHILAは今一番ホットなガールズバンドでしょう。見逃すわけにはいきません。
バンドは2019年8月から始動ですが、コロナが流行してしまい、有観客ライブはほとんど経験してないようです。思ったような活動はできなかったでしょう。それがいきなりLINE CUBE SHIBUYAでワンマンライブです。ロックバンドにとってはけっこうな大箱なので、大丈夫かなと思ったら、10月には早々とソールドアウトしたそうです。この人気にはビックリしました。

日曜の渋谷の街は人でいっぱいでした。すごい人混みで、オミクロン株の流行もどこ吹く風です。もっとも私もそのうちの一人ではあります。会場前も人でいっぱい、中に入ればもちろん空き席なしで、キャパ2000人フルのようです。ここでは入場前にメールアドレスの登録がありました。いざという時の連絡用データでしょう。QRコードを使いスマホでメールアドレスを登録して、返信メールを入場口で見せて確認という段取りです。非接触体温計で手首で検温、自分でアルコールポンプを押して手を消毒しました。会場によってやり方は少し違いますが、まあこんなところでしょう。

今日の一番の注目点は言うまでも無くmayuのボーカルです。
YouTubeではアイアンメイデンのカバーが再生トップになってますが、ほとんどの人はDISSENSIONのmayuのボーカルで衝撃をうけたでしょう。印象的で強烈なスクリームに驚きます。しかも普通の歌唱も美しいです。デスボイスとクリーンのどちらも魅力的なのです。しかし、ライブでどれだけ再現できるのか、確かめてみたくなります。

私の席は3階でした。舞台はよく見えますが、ちょっと遠いです。双眼鏡持参です。心配は音です。ここは施設のスピーカ類が貧弱です。新しい箱なのになんでこんな貧弱なPAにしたのでしょう。舞台両袖にはスピーカ群が積み上げてあります。しかし、3階は関係なさそうです。
客入れ曲はドリームシアター、AC/DC、ジャスティスなど洋楽の有名どころ、最後はLUNA SEAでした。メンバーたちの趣味で選んだのでしょう。ホリゾントに10分前からカウントダウンの数字が投影されはじめます。いつ始まるのかやきもきすることもなく、自然に気持ちが盛り上がりますね。なかなか面白い演出です。コロナじゃなかったら、大声でカウントダウンしてると思います。

舞台美術はシンプルで力強いイメージでした。演出プランも力強い感じでした。レーザーなどでキラキラさせず、太い照明で演出します。パイロで炎も出してました。
音量はまずまずありましたが、やはり音はよくなかった。舞台両袖に設置したSPでは3階まで届かないのでしょう。私には分かりませんが、1階はそこそこいい音になってそうです。

ボーカルのmayuはLIPSTICKというバンドにいましたが脱退したそうです。そして藤尾領に見いだされたということです。SAKIは言わずと知れたMary’s Bloodのギターです。葉月はDisqualia、Li-sa-xなどいろいろとやってます。神バンドの藤岡幹大の弟子だったこともあるようです。ドラムのむらたたむも名前だけは知ってはいました。ベースのハラグチサンはHöLDERLINS というバンドにいたことがあるようです。ライブではベースの存在感がかなりありました。音量もかなり大きかった。要所要所でSAKIが出てくるという感じです。ベースを中心にすると、バンドの音が分かりやすくなります。まあ3階で聞いた限りでの話ですが。

ライブはMVが公開されたばかりの新曲、鬼灯から威勢良く始まりました。mayuは丁寧に歌ってて、スクリームもちゃんと出してました。ちょっと心配してましたが、実力は充分にあります。しかし、前半は抑えてるなという印象です。そのせいか、ちょっと迫力不足という感じもした。たぶん、調子を見ながらのパフォーマンスだったのでしょう。
コーラスなんかも力を入れていて、クイーンを彷彿とさせるところもありました。
終盤近くになると、目星がついたのか、mayuも全力を投入してきました。全身全霊のシャウトをしてます。歌そのものは荒れてきてましたが、力があって楽しいです。ヒット曲DISSENSIONは迫力たっぷりで聞かせてくれました。大満足です。実力は間違いないです。このまま経験を積んでいけば、更に凄いボーカリストになるでしょう。

アンコールの最後の曲ではmayuは泣いてました。まだ24才ですし(生年月日はWikiに全員のってる)、こんな大舞台です、どんな感慨があったのでしょう。見かけはふてぶてしい感じもしますが、全体にとても初々しかったです。もちろん、SAKIが泣くわけはありません。笑顔でした。

全17曲、約100分のライブでした。
楽しいライブでしたが、ちょっと疑問も残りました。「地獄のゆるふわガールズバンド」というキャッチフレーズはなんだったのでしょう。音楽はメタルそのものですし、舞台美術、演出、衣装などからも地獄のゆるふわというコンセプトは感じられなかった。これから形になっていくのでしょうか。

終演後、規制退場なので呼び出されるまで席で待ちました。
出口でカードをくれたんだけど、セトリがちゃんと印刷されてました。練りに練ったステージだったんでしょう。6月からはなんとZEPPツアーもやるようです。早くも全国ZEPPツアーですから、凄いです。私もさっそく最終日のZEPP HANEDAの抽選を申し込みました。今日の成功に力を得て、更に充実したライブを重ねていくでしょう。ZEPP最終日ともなれば、最高のパフォーマンスに仕上がってるはず。HANEDAでは今日の何倍も凄いライブを見せてくれるはずです。当選を祈るばかりです。

このカードの裏にセトリが印刷してありました。

外へ出ると、向かい側のエッグマンで、ぜんぶ君のせいだがライブをやってるようでした。ソールドと張り紙がしてありました。渋谷は夜も賑やかです。

eggmanへの地下への入り口

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