2024-05-18
TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2024
@新木場・若洲公園 WINDMILL FIELD
Y13,000
今年のメトロックには見たいバンドが多数出演するので、チケットを取りました。
まずは打首獄門同好会です。トップバッターなのに広いウインドミルフィールドは人で一杯でした。人気がありますね。ジャンルとしてはラウド系なんでしょうが、それほど重い音ではなく、エンタメ性が強い楽しいバンドです。junkoさんの元気なお姿を拝見しました。ベースを弾きながら、長い金髪を振り乱してヘドバンしてますが、今年で66才になります。見習いたいものです。
12時50分、次はいよいよ新しい学校のリーダーズです。今や世界的な人気グループとなりました。
新しい学校のリーダーズを初めて見たのは、2018年のサマソニでした。以前のサマソニはステージ数が多く、いろんな企画がありました。アイドルソニックと称した企画があり、注目のアイドルたちが多数出演してました。anoちゃんがいた頃の「ゆるめるモ!」は甲高い声と無限のエネルギーで大暴れしてました。「Maison book girl」は、残念ながら解散しましたが、現代音楽とアイドルの融合を狙った不思議なグループでした。あんな変拍子でよく踊れるなと感心しました。「フィロソフィーのダンス」はAORっぽいファンクで、歌もうまく、けっこう本格派だと思った。
そして「新しい学校のリーダース」です。今と同じ、セーラー服で奇妙な踊りです。音楽はピアノにウッドベースのジャズっぽい音作りでした。それは激しい昭和歌謡という表現がピッタリでした。たぶん音楽プロデューサーの H ZETT M のピアノでしょう。椎名林檎とも共演するミュージシャンなので、そのテイストがあります。
基本的に今と変わらないパフォーマンスだったと記憶してます。寸劇的な出し物もあった。独特で面白いとは思ったけど、大川興業を連想するところもあり、ここから先どこへ進んでいくのか、危うさも感じました。
事務所はアソビシステムできゃりーぱみゅぱみゅと同じですね。まさかこんなにビッグになるとは思ってもみませんでした。2019年にビクターとの契約が切れましたが、2020年に88risingから契約の話が来ました。コロナ禍の直前だったそうです。すぐに訪米してレーベル契約しました。それが転機だったようです。
そういうわけで、生で見るのはそれ以来の2回目です。ウインドミルはもちろん人で一杯です。
出てきてすぐ、存在に迫力があるなと感じました。世界中でパフォーマンスをしてきた経験でしょうか、余裕があるのですが、挑戦的な緊張感もあります。日本のバンドの立ち姿とはちょっと違うと感じました。日本のバンドはすぐにアットホームにしてしまう。
広い舞台に4人で、それも遠くから見てますが、パフォーマンスは大きく感じました。自分たちで振り付けしている強みでしょうか、ステージに最適化されてる感じです。私はダンスのことはまったくわかりませんが、普通とちょっと違うなとは思います。上手いと思いました。動きやフォーメーションは、コミカルだったり美しかったりで飽きません。
音は今風で、打ち込みの重低音がドンドン会場に鳴り響きます。ここらへんは昔と違います。メロディーやアレンジも独特でカッコいいんですが、ある種の野暮ったさも感じます。昭和歌謡の今風アレンジという方向性は、昔から変わってない感じです。この世界観にはかなりクセがあるので、好き嫌いがあるでしょう。J-POPのような万人向けの口当たり良さはないので、ここから先どれだけ受け入れられるのでしょうか。
今どきのロック系ガールズグループはバンドセットで公演することが多いようです。特に大舞台ならバンドセットにしたいでしょう。やはり生演奏は迫力が違いますから。しかし、新しい学校はMETROCKでも音源そのままのパフォーマンスでした。資金的な余裕はあると思うので、そういうところで勝負してないんですね。とにかく異質です。
トークは外国人訛り風の日本語で、気分は来日ショーでした。
とても楽しんだのですが、実は最後まで見てません。最後の一曲のうちに会場を後にしました。次のGLIM SPANKYを見たかったのです。最後まで見てたら退場渋滞に巻き込まれて絶対に間に合わないでしょう。残念ながら途中退場です。
後ろ髪を引かれる思いで、響き渡る音を背後にして歩きます。どうやら最後まで音だけは聞けたようです。40分のパフォーマンスでした。次の機会には最後まで見ます。
日差しもキツく、暑くなってきてますが、次のシーサイドパークに急ぎます。
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